印鑑で使用しているこだわりの木材についてのまとめ|HANKOMANS

伝統の印鑑の形状を見ても分かるように日本の木材加工技術は世界的に認められています。

日本の木材加工技術は世界でも高く評価されています。

木材加工技術には、手彫りや職人の技術を駆使した伝統的な技術があります。これらの技術は、木の質感や色合いを最大限に引き出し、木材本来の美しさを表現することができます。

一方、現代の技術では、高度な加工技術や機械を用いて、より精密な木製品を作ることができます。例えば、CNCマシンを使った木材加工では、高い精度で複雑な形状を作り出すことができます。

また近年、木材加工技術において環境への配慮も更に加速しています。木材は再生可能な資源であり、適切な管理を行えば環境に優しい素材となります。木造のオフィスビル建設も然り、木材を使った製品は、環境にやさしい素材としての「選択肢」となり得ているのです。

日本の木材加工技術は、これらの伝統的な技術と現代の技術を組み合わせ、美しい木製品を生み出すことができます。そのため、世界中から高い評価を得ているのです。

印鑑の加工においてもそれは色濃く反映されています。綺麗な円柱で持ちやすく馴染みやすい形状、捺印のしやすさなどがその一例です。ここでは印鑑に使用される代表的で人気の高い木材の紹介をしたいと思います。

 

薩摩本柘(さつまほんつげ)

薩摩本柘の特徴

薩摩本柘を加工して作られる印鑑の歴史は深い

高さが1〜3m程度の比較的小さい柘植は、その小柄な木材らしからぬ強度を持ち非常に硬いのが特徴です。漢名「黄楊木」と書く柘植はその名の通り黄色い表面が美しい木材でもあります。

柘植の表面はきめ細かく触り心地が良いことから、自然のまま使っても違和感が無いほどです。また使い続ける事で木の艶や味わいが増していく為、独自の重厚さや風格が生まれることも魅力の一つであり頻繁に使うものに多く加工されます。

柘植は、強度があり緻密であるため、日本の自然や文化に深く関わりのある最高の材料の一つであり、櫛や印鑑、将棋の駒などに使われています。また、かつては定規や測量用具の材料としても重宝されていたようです。日本文化に馴染んだ木材であることは、外国人にもオススメしやすいポイントですね。

このように柘植は、その使い方によって魅力的な特性を発揮します。例えば、櫛のような日常の使い道では手に馴染む感触が楽しめますし、彫刻の材料としては木の質感や手触りが美しく、仕上がりも格別です。柘植を使うことで、独特の風合いを楽しむことができるでしょう。

柘植の中でも「薩摩本柘」は、その名の通り薩摩(鹿児島)地方に分布している最高品質の木材です。色味も柘植本来の一般的な黄色とは一線を画した上品なものです。

薩摩本柘印鑑について

材質:薩摩本柘(つげ材)学名:Buxus mivrophylla var.japonica
サイズ:直径(捺印する部分)15.0mm、16.5mm、18.0mmの全3サイズで、長さは60mm。どのサイズにおいても実印、銀行印、認印としてご利用いただけます。
彫刻文字:姓、名、フルネームOKで16文字までの文字数制限があります。またアルファベット対応も可能で20文字まで承ります。
彫刻向き:縦書きか横書きで作成します。横書きについては基本的に漢字・ひらがな・カタカナは右から読み、アルファベットは左から読みとなります。

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楓(かえで)

楓の特徴

メープルで認知度の高い楓を加工して作られる印鑑は人気です

楓は日本(主に北海道)にも生息していますが、切出しから加工まで非常に難しく高価な商品に成りがちです。当社ではカナダケベック州にて保護管理された楓を使用してます。

カナダケベック州は、世界的に有名な楓木材の産地です。特に楓は硬くて強く美しい木目模様が特徴的な木材で、多くの家具や床材・楽器などに使われています。

またケベック州は厳しい冬の気候条件にあり、これが楓の木材の品質に影響を与えています。冬には楓の樹液が凍り、木材中の余分な水分が除去されるため、より密度が高く、耐久性がある木材ができるのです。

他にも楓の木材を生産するために、持続可能な森林管理が行われています。森林伐採に際しては、樹木の再生と環境保護に配慮しています。このためケベック州の楓材は、高品質でありながら環境に優しいとされています。

さらに、楓の木材を利用した製品の普及を図るために様々な取り組みが進められています。例えば、楓の木材を使った家具や食器などの製品を展示・販売する「楓の家」という施設があります。また、楓の木材を利用した料理やお菓子も多く作られています。

総じて、ケベック州の楓材は、高品質でありながら環境に優しいことから、世界中で高い評価を受けています。

楓印鑑について

材質:楓(黒・茶の2種類)
サイズ:直径(捺印する部分)15.0mm、16.5mm、18.0mmの全3サイズで、長さは60mm。どのサイズにおいても実印、銀行印、認印としてご利用いただけます。
彫刻文字:姓、名、フルネームOKで16文字までの文字数制限があります。またアルファベット対応も可能で20文字まで承ります。
彫刻向き:縦書きか横書きで作成します。横書きについては基本的に漢字・ひらがな・カタカナは右から読み、アルファベットは左から読みとなります。

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彩樺(さいか)

彩樺の特徴

ウィスキー樽のイメージの樺ですが印鑑に加工しても魅力的です

彩樺は主に北米や東アジアに分布する落葉樹で、美しい赤やオレンジ色の樹皮や葉・木目が特徴的な木材です。彩樺は硬くて強く、軽量で加工性がよく、美しい色合いや模様が人気を集めています。

彩樺は、家具や床材・パネル・造船材などに広く用いられています。特に、彩樺の木目を生かした家具や内装材が人気があり、高級感ある雰囲気を演出することができます。

また、耐久性や防腐性にも優れているため、屋外の建築物や家具・屋根材・外装材などにも利用されています。更に、加工性が良く接着や塗装もしやすいことから、DIYやクラフト用の材料としても人気があります。

ただし彩樺は比較的成長が遅く、生産量が限られているため、高価な木材の一つとなっています。伐採による環境破壊や森林資源の過剰利用が懸念されるため、より持続可能な森林管理が求められています。

故に当社では、バーチ材(真樺)の間伐材を再利用したものとフェノール樹脂を組み合わせたエコ素材を使用しています。高温圧縮し強度を格段に増したことにより、木材の弱点である反りやひび割れが起こりにくい素材に仕上がっています。

彩樺印鑑について

材質:彩樺(赤・茶の2種類)彩樺赤は通称アグニと表示しています。
サイズ:直径(捺印する部分)15.0mm、16.5mm、18.0mmの全3サイズで、長さは60mm。どのサイズにおいても実印、銀行印、認印としてご利用いただけます。
彫刻文字:姓、名、フルネームOKで16文字までの文字数制限があります。またアルファベット対応も可能で20文字まで承ります。
彫刻向き:縦書きか横書きで作成します。横書きについては基本的に漢字・ひらがな・カタカナは右から読み、アルファベットは左から読みとなります。

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屋久杉(やくすぎ)

屋久杉の特徴

神秘的な屋久杉を厳重管理の元作られたこだわりの印鑑です

屋久杉は、日本の鹿児島県にある屋久島から薩摩半島、霧島山の麓(ふもと)にかけて自生する長寿木です。
屋久島の杉の中でも樹齢1000年を超えるものが「屋久杉」で、1000年以下の木は「小杉」、植林の木は「地杉」とそれぞれ呼ばれています。

年輪幅が狭く木目が詰っているのは、屋久島の土壌の性質によるもので、土壌が痩せているため木がゆっくりと成長する為です。
また樹脂分が多くて腐りにく、木目が鮮明で格別の美しさがある事も屋久杉の特徴です。
抗菌・防虫に対する耐性も一般の杉より高いこともポイントです。

当社の取り扱う屋久杉について

1954年に国の天然記念物に指定され一切の伐採が禁止されてからは、江戸時代に伐採され今に残る土埋木、倒木、切株のみとなっています。この材料を使い、水と圧力だけで木材を圧縮し、薬品を一切使わず形状を固定する特殊加工の「圧密加工」を施し商品化したものを販売しています。

屋久杉印鑑について

材質:屋久杉(圧密加工したもの)学名:Sequoia sempervirens
サイズ:直径(捺印する部分)15.0mm、16.5mm、18.0mmの全3サイズで、長さは60mm。どのサイズにおいても実印、銀行印、認印としてご利用いただけます。
彫刻文字:姓、名、フルネームOKで16文字までの文字数制限があります。またアルファベット対応も可能で20文字まで承ります。
彫刻向き:縦書きか横書きで作成します。横書きについては基本的に漢字・ひらがな・カタカナは右から読み、アルファベットは左から読みとなります。

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